今回は、賃貸住宅のリスクについて、紹介していきたいと思います。
リスク一覧
- 資産にならない
- ファミリー向けの物件数が少ない
- リフォームができない
- 家賃の支払い義務
- 年収低下、高齢になってからの住み替えが難しい
順番に説明していきたいと思います。
資産にならない
賃貸住宅は、あくまで貸主の所有物を借りているだけのため、いくら賃料を支払っても自分のものになることはありません。
住宅を購入していれば、住宅ローンの支払いが終われば、住宅は自分の資産となるため、そこが大きな違いです。
たまに取得時効で住み始めたから10年ないしは20年を経過したため、自分のものになると勘違いされる方がいますが、取得時効は「所有の意思をもって」住み続ける必要があります。家賃を支払っているということは、人のものを借りている自覚があるとみなされる為、所有の意思は存在しないことになります。
ファミリー向けの物件数が少ない
賃貸住宅は、一人暮らしや同棲やルームシェアなどの二人暮らしなどの物件が多く、ファミリー層向けの3LDKなどの物件数は少なめです。
子どもができて、1LDKでは手狭になったから3LDKに引っ越したいと思ってもなかなか物件が見つからないといったことが起こります。
リフォームができない
住宅は貸主の所有物のため、当然リフォームができません。間取りや内装を変えたい場合は、引っ越すしかないという形です。
また、解約時の原状回復の必要性などから、壁や柱などに釘などを打つことも基本的にはできませんので、家具等の配置の自由度が下がります。
家賃の支払い義務
賃貸住宅のため、住み続ける限り、貸主への家賃の支払いが発生し続けます。
住宅ローンは完済がありますが、家賃に完済はないため、会社を退職して年金暮らしになっても家賃を払い続ける必要があります。
年収低下、高齢になってからの住み替えが難しい
賃貸住宅を借りる際に、年収などの審査がありますが、転職や退職などで年収が低下した場合は審査落ちになる可能性が上がります。
また、高齢になると収入が減少するリスクや事故や孤独死のリスク、認知症などにかかり、契約内容の話ができなくなるリスクなどが起こりうるため、60歳以上になると借りられない家が増えてくることは覚えておいた方が良いでしょう。
まとめ
今回は、賃貸住宅に住み続けるリスクについて、紹介しました。
賃貸には、住み替えがしやすい、家の補修費等がかからない、設備が劣化したら貸主が直してくれるなどのメリットもありますし、住宅購入にもさまざまなリスクがあります。
賃貸を選択する場合は、上記のようなリスクを踏まえたうえで、しっかりと検討しましょう。
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