家を借りる際、基本的にはホームズやスーモなどで物件を探し、仲介会社を通して家の契約等を行います。
仲介会社は、媒介契約を締結している物件やレインズ（※国土交通大臣から指定を受けた不動産流通機構が運営しているコンピューターネットワークシステム）に登録されている物件を確認することができ、その物件を仲介しています。
ホームズやスーモなどは、仲介会社が利用しているサイトで、一つの会社のサイトではなく、複数の仲介会社が利用しています。
また、レインズの登録物件は、レインズを閲覧できる仲介会社全てが募集可能な物件のため、ホームズなどの不動産情報サービスには、同じ物件を別の不動産会社が登録しているといった事が起きます。
物件自体は同じですが、不動産会社ごとに条件（仲介手数料の額、初期賃料のクレカ払いが可能等）が違うこともあるため、よく条件を確認したほうが良いです。
仲介会社の担当者
仲介会社の担当者は重要です。部屋のオーナーやマンション管理会社の担当者等とのやりとりは基本的に仲介会社の担当者が行いますが、入居日の交渉や賃料、仲介手数料、敷金、礼金等の減額交渉等を任せることになるため、腕のいい方にお願いしたいです。また、住みたい部屋の希望条件を伝えて、しっかりと意図を汲み取った部屋を紹介できる方であればなお良いです。
※担当者によっては、オーナーとほとんど交渉をしていない、全くしていないといったケースもあり、不動産や契約条件の説明が雑な場合も多いです。ただ、これは担当者の悪意や経験不足の場合だけでなく、不動産のプロと素人の前提となる知識の差異から発生することもあるため、自分でもある程度調べた上で担当者と話をしたほうが良いと思われます。
担当者と話をしたり、当初の希望条件と違う物件を見て、希望が変わることもよくあるため、自分たちが本当に求めている条件、譲れない条件を見定めてくれる方であれば、満足いく物件を見つけることができるでしょう。
賃料等の減額交渉
ちなみに賃料等の減額交渉は、基本的にオーナー側にメリットがないため、あまり期待しすぎないほうがいいでしょう。※ただし、長期間空き家となっている物件等は、オーナーも家賃が途絶えているいため、多少安くなっても貸してくれる可能性はあります。
交渉が可能そうな物件を見分けるのは難しいですが、
- 立地が良くない（駅から遠い、坂道や踏切が多い、周囲に店が少ない等）
- 賃料が相場より高い（近隣マンションの類似条件の住宅より賃料が高い）
- 築年数が経過している
- ホームズなど不動産情報サイトに長期間掲載されている
などを選定し、掲載後すぐに予約が埋まる人気物件を避けると可能性があります。
ただし、注意点としては、何らかのデメリットがあって空き物件となっているケースが多いと思われるので、駅から遠くても運動になるから気にしない、設備が新しければ築年数は気にしないなど、一般的にはデメリットでも自分は気にならない物件を探すと良いと思われます。
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