今回は、「賃貸物件の内覧時に気を付ける点(マンションロビー等)」に引き続き、賃貸物件の内覧時に気を付ける点の「借りる部屋」の部分について、紹介していきたいと思います。
内覧の際の注意点
内覧の際は、下記の点に気を付けると良いです。
- 募集条件との違いがないか
- 傷、汚れがないか
- 残置物の状況(照明、エアコン等)
- 窓からの景色
- 日当たり
- 雨天時の湿気
募集条件との違いがないか
単純な話ですが、募集のチラシに記載されている内容と違いがないかよく確認してください。
間取りや部屋数、広さ、残置物の詳細、設備など稀に間違っているケースもあります。
特に部屋の間取りについて、同じマンションの別の部屋の図面をそのまま引用し、部屋に入ってみたら図面と反転していたということはよくあります。
また、部屋の写真についても現在の写真ではなく、何年も前の写真を掲載しているケースもあるので、実際の物件をよく確認するようにしましょう。
傷、汚れがないか
目立った傷や汚れがないかも確認しましょう。
壁の穴や壁紙剥がれ、床の凹みや傷などを確認します。人の住んだことのない新築でない限り、経年劣化等の小さな傷や汚れは必ずありますので、気にしなくて問題ありませんが、故意過失を疑われるような傷や汚れは、内覧時にきちんと確認し、仲介会社に申告しておきましょう。
収納などがある場合は、全て引き出しを開けてチェックするのがおすすめです。前の住居人が洗面台下の収納部分に水漏れを起こしてカビが生えていたなどのケースもあります。
残置物の状況(照明、エアコン等)
前の住人が残していった照明器具やエアコン等の残置物についても確認しましょう。
基本的に残置物の照明器具は、壊れた場合、借主が自費で修繕、交換する必要があります。
また、照明器具がついていないケースもありますが、照明器具を購入する必要がありますので、内覧時に電球の大きさを見ておきましょう。
エアコンについては、機械下に記載されている年式を見ると、新しいエアコンがどうかがわかります。
また、1LDKでも2LDKでもエアコンは一つ、もしくは0という物件もありますので、しっかり数を確認しましょう。
※賃貸の募集チラシには、「エアコン付き」としか記載していないケースも多く、台数は要確認です。
窓からの景色
窓から見える景色は、よく確認しておきましょう。
目の前に別のマンションの部屋がある、階段や通路から丸見え、目の前に草木があるなどさまざまなケースがありますので、バルコニーがある家ならば、出てみることをおすすめします。
隣のマンション等から部屋が丸見えの場合、常にカーテンを閉めなくてはならなくなりますし、草木があれば、虫や鳥などが入ってくる確率もあがります。竹藪などがある場合は、コウモリが生息している可能性もあるため、要注意です。
日当たり
日当たりについても要注意です。
部屋の向きが南向きとなっていても、目の前に背の高いビルやマンションがある場合などは、日が全く入ってこない場合もあります。
また、入居時の周囲には何もなくても、入居後に高層ビルなどが建ち、日照権(日当たりの権利)が侵害されるケースがあるので要注意です。
下記のような立地に家を建てる、マンションに住む場合は、高層の建物が建つ可能性があるので、要注意です。
・隣接地や近隣に空き地がある立地
・隣接地や近隣に広々とした駐車場がある立地
・隣接地や近隣に空き家または築50年以上の古い戸建て住宅が広い敷地を占めている立地
・駅近立地または商業地域
・大通りに近い立地
雨天時の湿気
雨天時、マンションのロビー同様、部屋がカビ臭い場合があります。換気があまり良くない可能性があるので、要チェックです。
また、窓の結露なども確認しておきましょう。
次回は、「物件内覧時にサイズを測るべき場所」について、紹介していきたいと思います。
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