今回は、国立研究開発法人防災科学技術研究所(防災科研)が公開している「地震ハザードカルテ」について紹介していきたいと思います。
地震ハザードカルテとは
地震ハザードカルテとは、各地点の地震ハザード情報をまとめたもので、
日本における地震発生時の地域ごとの地盤の強さなどを簡単に調べることができます。
災害大国の日本では、地震や津波などの被害を被る確率が非常に高く、住居選びの際にも重要な要素となってきます。
https://www.j-shis.bosai.go.jp/labs/karte(地震ハザードカルテ)
地震ハザードカルテの使い方
地震ハザードカルテの使い方は本当に簡単で、上記URLのページへいき、
下記の画面が出てきますので、場所を検索の箇所に調べたい地域の住所を入れて、「診断する」のボタンを押すだけです。
すると、下記のような結果ができます。※今回は、東京都新宿と入力しました。
地震ハザードカルテの見方
地震ハザードカルテには、いろいろな情報が載っていますが、地盤の強さを見たいのであれば、ページ中心の左に記載されている「表層地盤」の地盤増幅率を確認すれば、わかります。
こちらの数値が今回は、1.49となっていますが、この数値は特に問題のない数値となります。
この数値が1.00~1.99程度であれば、地盤が強く、比較的安全な土地ということになります。
逆に2.00~を超えてくると、地盤が弱く、地震に弱い土地ということになりますので、注意が必要です。
ただし、2.00以上の場所に住居があるとしても、住居自体の地震に対する性能が高ければ、地盤の弱さもカバーできますので、地盤だけで判断はできません。
地震ハザードカルテの注意点
地震ハザードカルテには、いろいろな情報が載っていますが、まず、カルテ上部の住所の箇所に「東京都新宿区歌舞伎町1丁目付近」と記載されています。
入力時は、「東京都新宿区」しか入れていませんでしたが、住所情報が不足する場合は、その付近を検索するようになっています。
また、明確に住所を~〇丁目まで入れていたとしても住所が微妙にずれることがあります。
これは、ハザードカルテの仕組みとして250m単位でカルテの結果が変わるような仕組みとなっているため、各地点の代表地点の住所が表示されるためです。
簡単にいうと、入力した住所が代表地点ならその住所が出ますし、代表地点が横の地点の住所になっているならそちらが表示される感じですので、間違いではありませんので、ご安心ください。
まとめ
地震ハザードカルテは、簡単に地域の地震に対する危険度がわかるため、非常におすすめです。
こちらのデータは無料で公開されており、毎年データも更新されるので、最新情報を確認しながら、住居の土地探しの参考などにされると良いかと思われます。
ぜひご活用下さい。
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