部屋探しの条件紹介(①費用)

賃貸

今回は、前回の記事「部屋探しの条件の決め方」で例に挙げた主な条件について、項目別により詳しく紹介していきたいと思います。

おそらく、多くの人の譲れない部分は、家賃となるかと思います。一般的に家賃は月の手取り収入の4分の1以下に抑えるのが良いと言われますが、他にも水道光熱費、食費、通信費等の費用等とのバランスを考えた方が良いかと思われます。※家賃はボディーブローのように効いてくるので、無理な金額は避けるようにした方が無難です。

敷金、礼金

敷金については、最近は0円の物件が一般的ですので、あまり考慮しなくても良いでしょう。

礼金については、家賃の1か月分、2か月分といった金額が一般的で、交渉で額を2か月から1か月に減らしてほしいなど交渉することもできます。

※敷金と礼金の違いですが、ざっくりいうと敷金はオーナーに預けているお金で、礼金は家を貸してくれたお礼に支払うお金です。敷金は家賃の滞納や退去時費用の清算に使用されることがありますが、そういった敷引きがなければ帰ってくるお金です。対して礼金はお礼に支払うお金ですので、返ってくることはありません。

仲介手数料

こちらは、宅建業法で家賃の1か月分が上限と決まっており、家賃が月10万円の物件であれば、10万円が上限となります。

不動産の仲介は、オーナーと借主の2者を繋ぐ役割を仲介会社が担っており、仲介会社からすればその2者がお客様です。この2者から受け取れる手数料の合計が上記の上限値のため、オーナーから0.5か月分、借主から0.5か月分の半額ずつを受領するのが、公平ですが、1か月分まるまる借主に請求されるケースが多いです。

※最近、法律で0.5か月分までしか支払う義務はないので、仲介会社に伝えれば仲介手数料が安くなるといった情報が流れていますがあくまで法律上は、片方が全額支払っても良いという内容となっておりますので、違法ではないですし、公平性の観点を訴えたとしても、オーナーからしたら全額払ってくれる借主と契約すればいいから仲介手数料を値切ってこられるややこしい借主には貸さないと契約を拒否されるケースもあります。

人気物件であれば応募も多く、その借主にこだわる必要もないため、交渉はほぼ不可能です。ねらい目があるとすれば、空き状況が続きがちな物件です。

ただし、交渉するのはタダですし、一度は仲介会社に依頼してオーナーと交渉してもらうのは一般的ですし問題ありませんので、気にせず依頼しましょう。

部屋探しの条件紹介(②家の造りや間取り)
今回は、部屋探しの条件に関する詳細を紹介します。 間取り 間取りには1R、1K、1LDK、2LDK、3LDKなどがあります。一人暮らしには1Rや1Kが一般的で、二人暮らしには1LDK以上が推奨されます。2LDK以上なら、在宅ワークや一人の空間が必要な方に適しています。 築年数 築年数は新築から15年以内などで検索可能です。新築は家賃が高いですが、築年数が古い物件でも問題ない場合があります。長期間住むなら、建物の老朽化や設備の状態に注意が必要です。 家の造り 家の造りには木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造などがあります。鉄骨造や鉄筋コンクリート造が一般的で、特に短期間住む場合はそれほど気にしなくても良いですが、軽量鉄骨は音が響きやすいので注意が必要です。 2階以上 2階以上の物件は一般的に問題ありませんが、3階建ての物件では1階の物件も存在します。物件の造りによっては1階でも十分なことがあります。 南向き 南向きは日当たりが良く人気ですが、実際には周囲の建物によって日が入らないこともあります。内覧時に日当たりを確認することが重要です。洗濯乾燥機がある場合は、日当たりにそれほどこだわらないこともできます。 次回は部屋の設備について紹介しますので、お楽しみに。

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トウマと申します。

【プロフィール】
・会社で不動産賃貸業をしているサラリーマン
・宅建や賃管士などの資格に独学で合格

【主な保有資格】
・宅地建物取引士
・賃貸不動産経営管理士
・ファイナンシャルプランニング技能士2級

【ブログの対象者】
・宅建や賃管士などの資格を取得したい。
・資格を取得して本業もしくは副業の収入を増やしたい。
・家の借り方、注意点等を知りたい。

上記の方等を対象に
【宅地建物取引士】と【賃貸不動産経営管理士】、家に関わること等の役立つ情報、発信しています。

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