部屋探しの条件紹介(④周辺環境 都市部・郊外、治安)

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地域

地域の選定はさまざまな要因があり、一人暮らし、同棲、子どものいる家庭などによって考慮するポイントが幅広く、人によって好みも千差万別ですが、下記の点などが検討材料となります。

<都市部・郊外、治安など>

  • 都市部か郊外か
  • 治安
  • 校区
  • 近隣施設(コンビニ、スーパー、ドラッグストア、飲食店等)
  • 〇〇地域かどうか(住居地域や準工業地域、近隣商業地域等)※こちらは宅建の試験範囲でもありますので、別の記事でも詳しく紹介します。

<各施設との距離など>

  • 実家や職場との距離
  • 病院、警察、役所の距離
  • 駅からの距離
  • 最寄り駅の利便性

本記事では、<都市部・郊外、治安など>について紹介していきたいと思います。

都市部か郊外か

都心部か郊外かは、どちらにもメリット・デメリットがあり、一概にどちらが良いとは言えませんが、下記の点が選定基準となります。

都市部

メリット・・・利便性が高い、アクセスが良い、飲食店等の施設が多い

デメリット・・・家賃が高い、狭小物件が多い、駐車場代など家賃以外も高い

郊外

メリット・・・家賃が安い、部屋面積が広い、駐車場代などが安い

デメリット・・・利便性が低い、アクセスが悪い、飲食店等の施設が少ない

基本的に都市部は家賃や駐車場代など土地代が高いため、飲食店なども料理の値段が立地代で高くなる傾向にあります。ただし、利便性が高いため、交通の便や店の数なども多いのがメリットです。

一方、郊外は利便性やアクセスなどが悪かったり、飲食店なども少ないですが、家賃や土地代が安く、都市部で同じ家賃の家に住むより、広い家に住むことも可能です。

所によっては、郊外でも飲食店等が多かったり、アクセスが良い物件もありますので、あくまで参考にしてください。

治安

治安は、自分や家族の危険に晒される可能性があり、犯罪率が低い場所が人気となります。

当然ですが、治安が良いエリアほど家賃は高くなります。

治安が良いとされるエリアの見分け方ですが、下記の項目などを参考にしてください。

  • 居酒屋などが多い繁華街から離れている
  • 街灯の数が多い
  • 警察庁が発表している犯罪発生状況等を調べる
  • 街に落書きやポイ捨てが少ない
  • 交通状況(交通量の多さ、大型トラックが多い、路上駐車の数、道の広さ)を調べる

校区

校区は子どもの通う学校に影響します。生徒の学力水準はもちろん治安にも影響しますので、非常に重要です。子育てを行う場所として住宅を選ぶのであれば、よく調べておきましょう。

近隣施設(コンビニ、スーパー、ドラッグストア、飲食店等)

家の近隣にどんな施設があるかも重要です。生活に密接するスーパーやコンビニ、飲食店などが近くにあれば便利です。

特に自炊をする方はスーパーの距離は近いに越したことはありません。家から距離があれば、頻繁に買い物をするのが負担になりますので、買い物の回数を減らして一度の買い物で多くの食材等を購入することが多くなりがちです。そうなった場合、徒歩で大量の食材を持って帰るのは、結構な負担となります。

ただし、以下の場合は、距離はそこまで気にしなくても良いかと思われますので、

  • 車や自転車などで買い物をする
  • 通勤経路など定期的に通る道の途中にお店がある
  • 外食中心で自炊は多くない

〇〇地域かどうか(住居地域や準工業地域、近隣商業地域等)

街には都市計画区域や地域地区等などが定められています。

都市計画法に関わる宅建試験の範囲でもありますので、また別の記事でも詳しく紹介しますが、住宅を建てても良い地域には、住居地域や準工業地域などがあります。

住居地域だけでも

  1. 第一種低層住居専用地域
  2. 第二種低層住居専用地域
  3. 第一種中高層住居専用地域
  4. 第二種中高層住居専用地域
  5. 第一種住居地域
  6. 第二種住居地域
  7. 準住居地域
  8. 田園住居地域

などがあり、それぞれ用途制限と呼ばれる家を建てる際の条件が存在します。

例えば、1の第1種低層住居専用地域は、良好な住環境を保護するために、10mまたは12mの絶対高さの制限や、敷地境界から建物の外壁までの距離を1mまたは1.5m離す外壁の後退距離制限などが定められています。

他にも日照に関する日影規制や建物の建築可能面積を決める建蔽率や容積率などさまざまなルールが存在しており、注文住宅などを建てる際は、要注意です。

また、準工業地域であれば、工場なども軽工業の工場なども建てても良い地域のため、住宅の横に工場があるといった場合もありますので、気になる方はご注意ください。

次回は、<各施設との距離など>について、紹介していきたいと思います。

部屋探しの条件紹介(②家の造りや間取り)
今回は、部屋探しの条件に関する詳細を紹介します。 間取り 間取りには1R、1K、1LDK、2LDK、3LDKなどがあります。一人暮らしには1Rや1Kが一般的で、二人暮らしには1LDK以上が推奨されます。2LDK以上なら、在宅ワークや一人の空間が必要な方に適しています。 築年数 築年数は新築から15年以内などで検索可能です。新築は家賃が高いですが、築年数が古い物件でも問題ない場合があります。長期間住むなら、建物の老朽化や設備の状態に注意が必要です。 家の造り 家の造りには木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造などがあります。鉄骨造や鉄筋コンクリート造が一般的で、特に短期間住む場合はそれほど気にしなくても良いですが、軽量鉄骨は音が響きやすいので注意が必要です。 2階以上 2階以上の物件は一般的に問題ありませんが、3階建ての物件では1階の物件も存在します。物件の造りによっては1階でも十分なことがあります。 南向き 南向きは日当たりが良く人気ですが、実際には周囲の建物によって日が入らないこともあります。内覧時に日当たりを確認することが重要です。洗濯乾燥機がある場合は、日当たりにそれほどこだわらないこともできます。 次回は部屋の設備について紹介しますので、お楽しみに。
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トウマと申します。

【プロフィール】
・会社で不動産賃貸業をしているサラリーマン
・宅建や賃管士などの資格に独学で合格

【主な保有資格】
・宅地建物取引士
・賃貸不動産経営管理士
・ファイナンシャルプランニング技能士2級

【ブログの対象者】
・宅建や賃管士などの資格を取得したい。
・資格を取得して本業もしくは副業の収入を増やしたい。
・家の借り方、注意点等を知りたい。

上記の方等を対象に
【宅地建物取引士】と【賃貸不動産経営管理士】、家に関わること等の役立つ情報、発信しています。

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